たのしいゲームの楽しみ方。

好きなゲームとか。格ゲーとかについて不定期に書き散らします。ついったのIDはdex93289677

外部から見たミリオンナイツヴァーミリオンの開発、販促体制はすごかったんだよって言う話。

ミリオンナイツヴァーミリオンというゲームはこんなにすごい環境から生み出された
ゲームだったんですよっと事をつらつらっと。
年表、詳細とあわせて読んでいただけると幸い。

概要
二次創作ではなく完全オリジナルタイトルの対戦格闘ゲームとして
格闘ゲームを触った事のない方、苦手な方でも楽しめつつ、今まで格闘ゲームが好きだった方でも手ごたえのあるゲームデザインをゲームコンセプトに企画され
『同人ゲームの常識が変わる。変革の時は、今―』をキャッチコピーとしてその同人ゲームらしからぬ開発体制、販促活動が話題を呼んだ。

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■製作・開発体制■
05年4月にFate二次創作対戦格闘ゲームFate/sword dance、07年5月に大番長二次創作対戦格闘ゲームBIGBANG BEAT -1ST IMPRESSION-をリリースした同人サークルRAPIDFIER(現NRF)と、本作開発のために新たに召集された「チームミリオン」なる開発陣がタッグを組み「ミリオンプロジェクト」を結成して開発チームとして活動。
更に下記のように商業作品の企画、製作に携わっているプロが多数参加。

●キャラクターデザインに著名なイラストレーターである曽我部修司氏を起用。
氏はキャラクターデザインのみならずキャラクター個々の設定やゲームの世界観に根差すアイデアの提供も行っており全面的な協力体制となっていた。
更に2P側のイラストとデザインを他のイラストレーターが手がけるというコラボ企画も行われ、スマイルの2Pイラストをあきまん氏が提供することとなった。

●グラフィック製作にプロのアニメ制作会社が参加
C-MIX、東京キッズ、中村プロダクション等商業アニメ作品の制作に関わっている制作会社が開発に協力しておりドットグラフィックのパターン製作に携わっていた。

キャラクターボイスに豪華声優陣を起用。
於兎:諏訪部順一 シルフィオ:福山潤 百合:今井麻美 ヴァージニア:喜多村 英梨
スマイル:安元洋貴 タマラ:真堂圭 フォロ:小林ゆう のぶ子:門脇舞以
スヴェン/杉山紀彰
※未実装キャラ イヴァン:寺島拓篤 オスカー:堀川亮 アレクシス:大川透 
未実装キャラのCVについてはイヴァンはPVにて告知済み、オスカー、アレクシスについてはWikipediaの各声優記事より確認可能。


■販促・PR活動内容■

有志運営によるゲーム大会、コスプレイベンド、ダンスパーティなどの総合ファンイベントとして実施された『Dream Fighter's Festival』において『新作発表会』として本作のお披露目を実施。
開発スタッフ、参加声優を壇上に招いてミリオンナイツヴァーミリオンの製作発表会を実施し、ネット上ではゲーム系ニュースサイト等で取り扱われた。

●発表会に合わせて登場キャラクタのコスプレ衣装を用意。
上記発表会に合わせ、コスパショップがキャラクター衣装を製作し展示等も行われたがあくまでイベントスタッフ用、展示用として扱われ一般販売までは行われなかった。

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上記衣装は展示のほか発表会イベントにてコンパニオンが着用していた。

●商業アニメイベントの企業ブースにてPVを出展。
東京国際アニメフェア08にて、開発に関わっていた株式会社C-MIXがブースを出展し
プロモーションムービーの公開とポストカードの配布を実施した。
また、未確認ではあるが当日配布された小冊子?には「1キャラあたりの動画枚数驚きの500枚オーバー!! 」という売り文句が載っていたらしい。※小冊子現物は未確認。


【ゲーム】Million KNights Vermilion PV

上記動画はアニメフェアブースにて上映されていたPV(のはず)
動画内でのキャラの動作は製品版とは異なるものになっている。

●酒造と提携してMKVラベルのコラボ梅酒を販売
リリース直前に於兎、シルフィオ、のぶ子の3キャラをラベルにあしらった梅酒を各1000本ずつ限定生産して販売。
梅酒を買うとラベルに対応した声優のサイン色紙が当たるという企画も実施。

f:id:dex660:20161014141808j:plain 左記画像はのぶ子の酒である。

●頒布開始直前に同人ショップ店頭にてロケテスト会を実施。
テスト中に発覚した不具合やバグはその場で製作にフィードバックされ、対応可能なものは即座に修正パッチが現場へ送信され、それ以外の調整要素についても頒布当日に配信されたパッチで反映が行われた。
なお、ロケテスト当日はとあるゲーマーグループが長時間占有して身内での対戦を回していた事が一部で問題視され、マナーやロケテストの意味合いが取り沙汰された。
※頒布前ロケテストはNRFの前作BBB1stでも実施していた模様。