たのしいゲームの楽しみ方。

好きなゲームとか。格ゲーとかについて不定期に書き散らします。ついったのIDはdex93289677

とらいあんぐるフォース ショートデモ版(製作サークル EXs様)

・とらいあんぐるフォースとは?
ジャンル:人外対戦格闘
本作はとらいあんぐるハートのキャラクターが登場する格闘ゲームのデモ版で、同人ソフト体験版集「ふぁ~すとふ~ど」3号店に収録されたものです。
とらいあんぐるハートはシリーズを跨いで超常的な力を持つキャラや暗殺術、格闘技を見につけたキャラが多数登場する格闘ゲーム向きの世界観で同人格ゲーブームの折には複数の企画が立ちあがった様ですが、結局リリースされたものはありませんでした。
こちらのとらいあんぐるフォースもそのひとつです。


とらいあんぐるフォース ショートデモ版

○動作環境
OS:Windows98(SE),Me,2000Professional(XP系は未定)
DirectX:8.0必須 推奨8.1以降
CPU:PentiumII 300MHz以上,K6-2 300MHz以上
RAM:96MB以上
グラフィックボード:16MB以上のVRAM
nVIDIA:GeFORCEシリーズ,ATI:RADEONシリーズ,Matrox:MillenniumG450以降の何れか。
(上記以外のチップは現在サポート外です)
ディスプレイ:16bitまたは32bitカラーで表示可能なもの(32bit推奨)
サウンドボード:DirectSoundに対応しているもの

○登場キャラ
とらいあんぐるハートより「綺堂さくら」
とらいあんぐるハートより鷹城唯子、野々村小鳥、千堂瞳、御剣いづみ、菟弓華、春原七瀬、井上ななかが予定されていた。
1、2、3をそれぞれのタイトルごとに分けてリリースし、最終的にはメインキャラ全員と原作で固有グラフィックを持つサブキャラも登場させる構想もあった模様。

○システム解説
・バイタル/メンタルゲージ
バイタルとメンタルという2つのライフゲージが存在し攻撃を受けるとバイタルが減少、バイタルが0になるとダウンしメンタルが現象、メンタルが0になると敗北するというもの。

・タクティカルゲージ
攻撃することで上昇し、時間経過で減少。
ゲージ量に応じて攻撃力が上昇するが同時に硬直も増加。

・エレメント
キャラクターの基本性能に対して影響を持つ4つの要素で組み合わせ次第で他のシステムにも影響を与える。
基本性能への影響力はフォースゲージの量に比例する。
地:防御力上昇 機動力減少
水:回復力上昇 攻撃力減少
火:攻撃力上昇 回復力減少
風:機動力上昇 防御力減少

・エレメントアビリティ
エレメントの組み合わせには個別に特定のアクションが設定されておりフォースゲージを消費する事で発動できる。

・フォース
上記のエレメントを4つ選んで組み合わせるシステムで、その組み合わせはプレイヤーが自由に選択可能。
キャラクターの基本性能に選択したフォースの影響を加味したものが最終的なキャラ性能となる。

○所感
サークルロゴ→タイトル背景?→ボタンを押すとゲーム開始となり画面上に綺星さくらが4体配置された画面が表示されます。
画面上のタイムカウントが0になるまで1Pと2Pでそれぞれキャラクターの前後移動、ジャンプのみが可能ですが、立ちポーズ固定で攻撃動作やモーションなどは一切入っていません。また、カウントが0になるとプログラム自体が終了します。
画面下のFPS表示などで動作の安定性を確認するためのショートデモ版とのことでしたのでゲーム性は皆無です。
システム解説で様々な要素を説明していますがこれらは開発サークルのHPから拾ってきた文章を元に起こしたものでデモ版には一切収録されておりません。
また、ショートデモ版の後にコミックマーケット62で体験版が配布されたようですが、内容はあまり変わっていないようです。
(C62 配布体験版は未入手)

アーカイブサイトで確認できる資料から推察するとキャラクターとエレメントの組み合わせによってキャラの性能を平均化することも特化させる事もできるようでしたので、形になっていたら面白いものになっていたのかもしれません。

とらいあんぐるハートはシリーズを通してとても思い入れのある作品なので、同人格闘ゲームとして形になったものを見て見たいものです。