たのしいゲームの楽しみ方。

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超兄貴シリーズについて

1992年12月25日にメサイヤより第1作がリリースされて以来、その特異極まる
ビジュアルとサウンドのインパクトにより名を上げ、その後いくつもの関連タイトルが
リリースされた「超兄貴」シリーズ。
今回はその超兄貴シリーズの解説と私的評価を簡単に記載します。
なお携帯電話やスマホ向けアプリとしてリリースされたものはカウントしていません。

第1作 超兄貴 
92年12月25日発売 PCエンジンスーパーCDROM 横スクロールSTG
異質な見た目と音楽に反して内容は極めてシンプルなシューティング。
1ステージが短くテンポ良く進むのでシリーズ中一番プレイしやすく難易度も低い。
いつの間にか表面化してきた男色ムードは抑えられているので家族の前でも安心して
プレイできます!!

第2作 愛・超兄貴 
95年2月24日発売 PCエンジンスーパーCDROM ポージングゲーム
横スクロールSTGだが弾を撃たずに心を打つポージングゲームであり格闘ゲーム
ようなコマンド入力で出せるポージングで攻撃する。
操作感が独特で慣れるまではストレスが溜まるが、慣れるとパターン作りが面白い。

第3作 超兄貴 爆裂乱闘編 
95年9月22日発売 スーパーファミコン 浮遊対戦格闘
お互い常に空中に浮いた状態で対戦することになるのでジャンプすることはなく
操作も一般の格闘ゲームの常識はほぼ通用しない。
あまり作りこまれておらず対戦ツールとしてもつらい。

第4作 超兄貴 究極無敵銀河最強男 
95年12月29日発売 プレイステーション 横STG
本作はグラフィック全般がプロのボディビルダーを起用した実写取り込みになっており
見た目のインパクトは全シリーズの中でも突出している。
ジャンルは横STGに戻り、システムとして特殊攻撃が多数追加されているが難易度は
比較的低く1作目に近い感覚でプレイできる。

第5作 超兄貴〜究極…男の逆襲〜 
96年3月29日発売 セガサターン 横STG
システムや基本的な部分は上記PS版と同じだが一部のグラフィックが修正されたほか
全体的に攻撃の激化などの部分で難易度が上昇した調整版となっておりPS版をクリア
したプレイヤーでも気持ちを新たにプレイできる。

第6作 超兄貴 男の魂札 
2000年2月10日発売 ワンダースワン 対戦カードゲーム
40枚1組のデッキで勝負し、先に相手の山札を無くすかHPを0にしたほうが勝利というシンプルなルールのカードゲーム。
いわゆるコストが足りないときはHPを消費して賄う「体で払う」システム等面白い部分
もあるけれどHPが相手毎に違ったりデッキ構築の際にカードの細かいソートができないなど荒削りな部分が多い。

第7作 超兄貴 聖なるプロテイン伝説 
03年10月30日発売 プレイステーション2 横STG
NCSがゲーム開発から撤退した後、権利を受け継いだ会社がリリースした作品。
一応横STGだがグラフィック、音楽、バランスの全てにおいてまるでそびえ立つクソ
のようで全タイトルの中でもっともプレイする価値が無い。
間違いなくシリーズきっての駄作。

第8作 零・超兄貴
09年3月19日発売 プレイステーションポータブル 横STG
上記タイトルを製作した会社からメサイヤブランドの権利を継承した会社が製作。
自機の左右転換やカットインボムなど新しい要素を組み込みつつも全体的に1作目に
近い雰囲気に戻ったが、弾幕STGもどきという前作の癌が残ってしまっている。

総評
シューティングとしておススメできるのは超兄貴超兄貴 究極無敵銀河最強男の2本で究極無敵銀河最強男をクリアできたらサターン版に挑戦を。
愛・超兄貴は非常に人を選ぶゲームで格闘ゲームをやっている人ならコマンド入力は
すぐにコツをつかめるし、硬直中に先行入力も出来るので慣れてくれば連続技を作る
ようにポージングのパターンを作れるはずです。

次点としては零・超兄貴弾幕STGや最近のSTGに慣れている人なら十分楽しめるとは
思うけれどあれをPSPのパッドでやりこもうという人がどれだけいることか。
けれど弾幕STGとして回避パターンを構築していくのは面白いのでできれば据え置き機
で続編を出してほしいところ。

そして絶対に買わなくていいと思うのが聖なるプロテイン伝説。
なにもかもが徹頭徹尾空回りしているだけの寒いゲームなので100円で売っていても
決して買うべきではない。これが初超兄貴になってしまうことだけは避けてほしい。
コレは超兄貴界のサンダーフォースⅥであると声を大にして言いたい。

爆裂乱闘編と魂札は、超兄貴に興味を持った方が遊んでくれればいいと思う。
魂札はバックアップ電池が切れていると思うので現状で遊ぶのはなかなか厳しいと
思うけれど。

そんなわけで、今後は各タイトルについて個別に記載していきたいと思います。
機会があれば。