パワーアスリート(SFC KANEKO 92年11月27日発売)について-格ゲー部分編-
で、肝心の格ゲー部分ですが
・システム上、中下段の2択が存在しない
・キャンセルや連続技の概念が存在しない
※バグによりとあるキャラに対してのみ疑似連続技が可能
・必殺技による削りが存在しない
※SFC版ではCPUのバラキ、ニック、ランカーは削りあり。
MD版は一部必殺技に削りダメージが存在する。
という仕様により、一見すると守りが非常に通し易く、崩しやダメージを取る際に重要になるのは投げ技になってくるのですが
・相手の起き上がりに投げを重ねられる
・ガード硬直が解ける前に投げられる
という駄目格ゲーお約束の仕様により攻め側の投げを狙う機会と攻めのリターンが多い為、奇跡的にバランスが取れているようにも見えます。
が
・ヒット/ガードによるノックバックがおかしい
・通常技、必殺技を問わずガード硬直と技の硬直のバランスが悪い
・そもそも挙動のおかしい必殺技が多い(詳しくは次のページにて)
といったやはり駄目格ゲーお約束仕様が働いて一筋縄ではいかないバランスを生み出し
投げられ判定の調整不足を活用し相手の起き上がりをひたすらに投げ続ける。
が安定した勝利方法になる過酷なゲームに仕上がっています。
発売時期的にも中下段2択や投げ周りの調整は格ゲー全体でまだ定着していなかった時代だと思いますが他の部分はいくらでも調整があったんではないかなーと思います。
ノックバックとかデバッグやったのかってくらいおかしいのいくつかあるし。